ここまでの旅(ギター二重奏)
ギター二重奏
{Getting Here}は野村芳生の委嘱により作曲され、作曲家者自身と野村によって2007年4月29日名古屋山のホールで初演されている。この作品は、ウィリアム・ギブソンの小説「パターン認識」 で知った、肉体と魂とのズレという考えにもとづいている。つまり魂は時速100キロほどでしか移動できないので、肉体が100キロ以上のスピードで移動するとついて行けない、というものである。だから肉体が目的地に到着したとしても、魂が追いつくにはさらに2,3日を要するのである。私はこの考えに気に入り、自分の魂が日本へ到着するまでのさまざまな冒険を空想した。孤独な早朝の旅立ち、数々の荒波と神話上の生物目撃、闇の中での部族の踊り、そして日本への到着とサクラ吹雪、最後は、魂と肉体の再結合の祝賀会・・・。
I. Early Morning Departure 早朝の旅立ち
II. Over the Water 海の上
III. A Possible but most Likely Imagined Tribal Dance 闇の中での部族の踊り
IV. HERE 到着